2019
Dec
03
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美しきものに捧ぐ ビージェイ・ジェイムズ
感想 ☆☆☆
あまりに自信がなさすぎるヒーローに悲しくなったわ~。
ネイティブアメリカンのハーフヒーローの作品は何作も読んできたけどこんなにも自信を失ってる
ヒーローは初めて…。
障害と血のせいで差別され不信感の塊になるのは同情できるんだけどヒロインに子供ができて
さえ「どうせ去ってくんだろ(確信)」という言動にはもうなんちゅう悲しい人なんだろうと。
孤独なヒロインと孤独なヒーローの魂の癒し合いみたいな話を期待しちゃっていたのでこの展開には
のめりこめなかったなー。
しかもヒロインはラスト流産しちゃうしもう酷すぎ。
なんかいまいちな読後感でした。
あらすじ
ベスは元夫から逃れるため田舎町でウェイトレスをしながら隠れ暮らしていた。
客の男に絡まれていたところをチェロキー族とイギリスのハーフで彫刻家のハンターに救われる。
すぐに互いに意識し合うがハンターは差別と誤解はがりだった人生のせいでベスからの裏切りを恐れ
ベスは元夫の襲撃に他人を巻き込みたくなくて互いに惹かれないようにしていた。
しかしハンターを嫌う大家と揉めベスは負傷しハンターの自宅で療養する事に。
互いを理解しあい増々惹かれていくがベスは元夫のこと、ハンターは差別と失読症を苦にし恋人にはなれないと悩む。
ハンターは辛い結婚生活で自信を失ったベスのために民芸品店を開店しセンスを発揮させる。
一方ベスは自己否定的なハンターのために彼を説き支えた。
お互いへの愛は満ち結ばれた二人はベスを夫から守るためと便宜結婚をする。
しかしベスはすぐに身ごもった事を確信し誰にも愛されないと確信しているハンターの誤解を解こうと考える。
ところがベスの元夫が現れ二人を襲撃する。
ベスは赤ちゃんを失うがハンターはやっと互いの愛に気が付く。