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キャスのカウボーイ  リンゼイ・マッケンナ


(「聖なる夜に抱きしめて」の↑分冊版)

感想 ☆☆☆ 
短編です。
クリスマスストーリーなんでお気軽ご気楽、「いい話だなぁ~」系で読めると思ったら全然違った…。
ペルセウスシリーズの著者らしくヒーローは退役軍人でPTSDのせいでヒロインを捨てざるを
えなかった人でために重苦しい現実のしかかりまくり。
お互いにどうしようもなく愛してあっているのに近づけない切なさがクリスマスの明るさふっとばす勢いでした。
が、そこはやはりクリスマスらしく話し合って分かりあって将来がぱぁ~っと開ける展開でほっとできました。

著者は退役軍人が置かれている厳しい現実を書きたかったんだなと感じる一作でした。
今作はヒーローとヒロインならこれから危機が訪れようともきっと乗り越えられると感じられるロマンス作品
らしい問題解決を見せていましたが現実はきっと違うことでしょう。
愛しているからこそ傷つくこともあるってことですよ。
やっぱり戦争とか紛争とかはいかんね。

三作が載った本ですがそれぞれ別にも販売されていてありがたい。
私は今作のみ電子書籍で購入して読んでみました。

きゃすのかうぼーい

あらすじ 
トラビスは特殊部隊を除隊したが酷いPTSDに悩まされ子供の頃から愛し続けたキャスを傷つける
事を恐れ一方的に別れを告げカウボーイをして資金を溜めた後小さな牧場を買い家具工房を開いた。
吹雪の日トラビスの家の前で事故を起した車は忘れられない女性キャスのものだった。
トラビスは辛い思いを抱えたままキャスを助けたが、意識を取り戻したキャスも冷たく捨てられた相手
に助けられるとは思ってもみなかった。

カフェを経営しているキャスはPTSDを抱える退役軍人たちと働くことで彼らを深く理解していた。
トラビスはキャスと語りあい見つめ合ううちに一度は捨てたキャスとの将来に光を感じる。
キャスもトラビスを愛している事を今更ながら実感しクリスマスを一緒に過ごすことで再び深く愛し合うようになる。


↑こちらは三作まとめて載っている電子書籍版。
ふじ・つぼ
Posted by ふじ・つぼ
投稿 2018年04月10日
最終更新 2018年04月10日