FC2ブログ

灰色の伯爵  パトリシア・F・ローエル

灰色の伯爵【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】



感想 ☆☆☆☆
たまには些細なすれ違いはあるもののひたすらラブラブで絆を深めていく
主人公たちを楽しむ作品もいいなーと思える一冊でした。
特に後半はサスペンス風味で話が進んでいくのですがその間にお互いに
思いやり成長姿がまたよかった。

特にヒーローの全く言葉にはださずにヒロインを熱愛している様子がたまらなくツボにはいりました。
心の中だけで「僕ほど彼女のよさをわかっている男はいない」とキレやすいヒロインが爆発するのを
楽しみに待つところなんてもう最高。
私はヒロインを惨めにさせたりキツイことを言うヒーローよりただひたすらヒロインを世話したり甘やかす
タイプのヒーローのほうがずっと好みで更には無口で不器用タイプとかどストライクでした。

ヒロインもキレやすいとはいえ当たり散らして破いた紙をそっと一人で片づけてメイドに
手間をかけないよう気遣いしたり過酷な仕事から孤児を救ったり心根の優しい
ところが好感持てましたし、うじうじ悩んだりしないでヒーローにはっきり物申すところ
とかがとても気に入りました。
傑作とはいいませんが個人的にはなかなかの秀作です。

はいいろのはくしゃく

あらすじ
キャサリンはもうすぐ受け継ぐはずだった遺産を叔父に使いこまれ更には借金の清算
代わりにコールドベック伯爵・チャールズに花嫁として差し出されてしまう。
キャサリンはライフワークにしている孤児の救済を助けるというチャールズの言葉を信じ
結婚し彼の領地に向かった。

冷淡だと思っていたチャールズの優しさにふれキャサリンはしだいに彼にも感情がちゃんと
あることを知り次第に彼を愛していく。
実はチャールズこそキャサリンの愛を強く欲し彼女を妻にしたのだが長年の習慣で愛を
口にだして伝えることはなかった。

キャサリンの夢である孤児院の開設が進む中領地では殺人事件が次々に起こり
不気味な気配がキャサリンに忍びよる。
愛する妻を守ろうと必死なチャールズだったが支配下におかれたように感じたキャサリンは
とうとうと彼に怒りを爆発させるが素直な感情の発露こそチャールズの望む姿だった。
二人の絆は増々強まって行くがとうとうキャサリンの身に危険が及ぶ。

キャサリンは身籠ったことを自覚し子供を孤児にしてしまうではと強い不安に襲われるが
チャールズの落ち着いた態度に励まされ二人は子供ができた事に幸せを噛みしめる。
チャールズはキャサリンに引き込まれるように感情を口にできるようになり妻に愛を誓う。
しかし二人の住む屋敷でまで殺人事件が起きてしまう。
キャサリンは孤児院が危ないことを察しそこに向かうが犯人と遭遇し事件に巻き込まれてしまう。

灰色の伯爵

48時間レンタルもあります。

灰色の伯爵

コミックもあるけどいろいろ設定が違うかな。


ヒーローがキレて物を投げつけようとしたヒロインにヒツジと少女の陶器をそっと
渡して怒りを発散させれるヒロインの姿を堪能しているなかなかの名シーン。
ふじ・つぼ
Posted by ふじ・つぼ
投稿 2018年05月20日
最終更新 2018年05月20日