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ためらいの媚薬  リンダ・ウィンステッド・ジョーンズ



感想 ☆☆☆☆
面白かった。
南北戦争終結後のアメリカが舞台で現代的な事と粗野で荒唐無稽な考えが
絶妙に入り混じっていてそれが話をかなり盛り上げてくれました。

ヒロインは魔女と噂されひっそり生活しているんですが香油や軟膏、お菓子を作って
生計を立てていてその描写が楽しそうでおいしそうでたまらなくそそられました。
はぁ、ヒロインの作る美容液は子供のつばが入っているので塗るの嫌だけどお菓子とか
パンは食べてみたいな~。

そしてなんと言っても孤独だったヒロインがヒーローを愛することで輝いていく姿がたまらなく愛おしく
て素敵でした。
ヒーローのお馬鹿な決定で苦しむヒロインですがそれは天の配剤、見事に大団円にもっていく
からくりにやられた!と思わず納得、ニマニマしましたよ~。
やはり悪役にはそれなりの罰をきちんと与えてくれなくちゃね! 
この著者のこういうロマンスをもっと読みたいなー。
ハーレからも翻訳本出でいますが個人的にはあまりそそられない設定なんですよね~。

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あらすじ
南北戦争終戦10年後のミシシッピー州の小さな町に住むマチルダ。
魔女と噂されることもあったが彼女は気にせずお菓子や軟膏を作って売ることで静かな生活を楽しんでいた。
そこにデクランという男性が現れ町一番の有力者の娘ヴァネッサを射止めるための「惚れ薬」を作ってくれと言う。
マチルダは断り切れず彼のために惚れ薬を調合するがヴァネッサには効果が現れない。
自分達で試したときはあれほど強い効果があったのに。

デクランは幼少期に自分家族を蔑んだヴァネッサの父親や町の住人にリベンジしようとしていたが
マチルダへの気持ちが次第に強くなって行く。
マチルダも同様の気持ちで始めはためらっていたものの抑えきれなくなった二人はやがて恋人になり
愛し合う日々が始まった。
デクランは復讐を忘れることにした。

ところが日照りが続く町に雨乞師が現れ少しずつ色々なことが狂ってくる。
ヴァネッサは奸計をめぐらせ、ヴァネッサの父親にデクランは財産を巻きあげられる。
再び復讐に燃えたデクランは強力な「惚れ薬」をマデリンに作らせヴァネッサを妻にしようとする。
自分より復讐を選んだことにマデリンは傷つつき別れを告げる。
ヴァネッサの一言で扇動された人々がマデリンの命を狙うがその時マデリンは怒りの雨を降らせた。


ふじ・つぼ
Posted by ふじ・つぼ
投稿 2018年09月01日
最終更新 2018年09月01日