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ルールをすべてやぶったら  クリスティ・コールドウェル



感想 ☆☆☆+0.5
珍しく新刊読み。
傷のあるヒロインがヒーローの影響で自分の殻をやぶる爽快感がある話かなと思ったら
真反対に過去のトラウマから逃れて人を信じられるようになるかみたいな重めの話でした。
読み応えがある半面完全にスッキリ!とはいかないので心が元気な時に読みたい話だなと。
でないと暗黒面に引き込まれそうになりそう(個人的にはね)。

特に冒頭ヒーロー祖父がヒーローの書け落ち相手をの正体を暴くために仕掛けた罠は
かなりのトラウマ。
お爺さんのセ○○スシーンから始まるロマンスって…。
ヒロインも酷い虐待のフラッシュバックに悩まされていて痛々しいところがあるのでそれに
耐えられる方のみにおススメしたい話です。

この著者は著書の世界感があちこちで繋がっているそうでそのためか微妙に疑問に感じて
しまうことがありました。
他の作品でかかれているじゃないかなと思うものはっきりしないので設定への説得力が
微妙に揺らいでいくんですよね。
どうしてヒロインは父親に母子を突然捨てたのに突如存在を知ったヒロインの面倒を見る気に
なったことを何一つ質問しないのかとか。
ヒーロー兄は出生時に奸計のせいで捨てられたらしいのに貴族の父と妹の存在を知っていた
のは何故なのかとか全然わかんなくてストレスがちょいちょいたまったかな~。
ヒーロー兄の話が次作翻訳予定らしいのでそこに書いてあるんでしょうけどねー。

二人がお互いの違いを乗り越えられるのかっていうところだけ読めば面白く脇役たちも
一部を除き良い人たちが多くてほっこりできてそこは気に入りました。

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あらすじ
ウェストフィールド侯爵・ロバートは冷酷な祖父と婚約者だと思った女性に残酷な仕打ちをうけて以来
立ち直れず「その記念日」には賭博クラブでひたすら酒をあおることにしていた。
更には父サマセット公爵から家計の破綻を知らせれる。

ヘレナはウィルキンソン公爵の私生児として生まれながら養父に虐待され酷い心と体に酷い傷を負った。
賭博クラブを経営する兄ライカーに救い出され経理係として生きてきたが多数のルールのもと軟禁状態
で生活していたが外の世界への渇望が膨れ上がっていた。
ある夜賭博クラブの居住区のヘレナの部屋にロバートが入ってきてしまう。
ルールを破ったことをライカーに知られヘレナは自分を捨てたウィルキンソン公爵に預けられてしまう。
仕事と居場所を失ったヘレナはロバートを恨み貴族・社交界を軽蔑し賭博クラブに戻れる日を指折り
数えていた。

ロバートは顔に酷い傷を負いったヘレナから持参金目当ての男たちを避けるため求婚している
ふりをして欲しいと依頼され承諾。
ブレーキをかけてもお互いを求めあう気持ちは日々つよくなっていくばかりだった。
二人は互いの心の奥に隠した傷を次第に触れるようになり強く求めあうが住む世界が違い過ぎる事に悩みを深くしていく。
ヘレナは貴族にも相手を思いやる人たちがいる事を知る。
ヘレナとロバートの接近に我が娘をロバート結婚させてようとしていたウィルキンソン公爵夫人に
辛く当たられ更には命を狙われることに。

結果ヘレナを取り巻く環境は複雑さをました。
ヘレナは社交界を去り周りの人を守ろうと決意するが…。


ふじ・つぼ
Posted by ふじ・つぼ
投稿 2018年09月05日
最終更新 2018年09月05日