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ベネチアの幻  ニーナ・ボウモント

ベネチアの幻



感想 ☆☆☆+0.5
野良ネコみたいな気性のヒロインをなんとか懐かせようとそぉーと手探りで世話するようなヒーロー。
くっつけないけどどうしても離れられない二人の関係。
そういうエピソードをひっぱりにひっぱって最後は「え?そんななんでいいの???」というあっさりすぎる
問題解決に説得力が薄くなり過ぎてちょっとがっくり。
中だるみと肩すかしのダブルパンチはいけません。

しかし勉強になりました。
中世ベネチアの貴族の子息は家長以外結婚が認められない。
(跡取り問題などで例外有り)
貴族は自分より身分が下のものとは法律で結婚しては行けない。
貴族の私生児はその身分を認められてないのに服装だけは貴族のようにしなくてはならない。
大変な時代だね。

コミカライズされていますがサンプルを見る限りでけだるさ漂う中世の雰囲気が
元気・勇気・耽美(ヒーローの容姿が)みたいな感じになっている気がします。

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あらすじ
キアラは妹に暴行し心を壊した相手と貴族の父親に復讐するためベネチアにやってきた。
占いをしろと連れてこられた場所で妹を暴行した男を見つめる。
憎しみを込めてにらまれたルカは困惑するがキアラに強く惹きつけられた。
ルカは男に売られそうになっているキアラを買いあげ自宅で軟禁する。

二人の間には燃え上がるものがありルカはなんとかそれを認めさせようとするがキアラは
理由を話さず逃げ出そうとするはがりだった。
そんな日々を繰り返しても結局二人はひきつけあいどうしても離れられずもがき続けていた。
ルカを逆恨みする「双子の弟」マテオは計略を粛々と遂行しようとしていた。
キアラはそれを心で感知しルカに警告するが聞き入れてもらえなかった。

キアラは長年憎悪していた父親に復讐を果たせなかった。
キアラは決して添い遂げられない相手と知りながら彼の全てを受け入れた。
ルカはキアラを離すつもりは少しもなかったためキアラが去ろうとしている事に傷つきマテオの
罠にはまってしまう。
先が見えていたキアラが駆けつけマテオに家族愛を訴えマテオが罠をといた。
キアラは自分の中に新しい生命を感じルカは二人が添い遂げる方法を見つけ出す。

ふじ・つぼ
Posted by ふじ・つぼ
投稿 2018年10月03日
最終更新 2018年10月03日