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公爵の傷痕に優しい口づけを  テッサ・デア



感想 ☆☆☆☆
テッサ・デアの「Girl meets duke」シリーズ第一弾読んでみました。
今回は美女と野獣もの。

いやー、ヒーロー公爵の傷痕の酷さは今までのヒーローのなかでもなかなか群を抜いてました。
顔半分がと右半身が重度の火傷痕という過酷さ。
なので頑なに愛を認めなずヒロインを傷つけて自分も傷つくグダグタさもなんか許せました。
そしてヒロインの恋人だと思った男に裏切られ父親から愛されなかった辛い過去。
現実って残酷だな…切ないなぁ…という展開なんですがテッサ・デアが書いているので登場人物たちに
あんまり悲壮感がなくてユーモア漂うストーリー展開でその点はとても気に入りました。
ヒロインの脇を固める使用人、特に執事さんとヒロインと友人になった個性的な女性たちが良い人たちで
とっても素敵なんです。
使用人たちがヒーローがヒロインと恋に落ちるように計画を練るシーンとかニマニマしてしまいました。

半面シリアス派にはちょっと軽すぎるように感じるかも。
特にH/Hが子作りに励み過ぎて昼夜問わず場所も問わず状態なのでそういうのが苦手な方にもあんまり
おススメできないかな~。
ついでに表紙の女性は私がイメージするヒロインとはちょっと違うかな。
化粧濃すぎ。
とちょこちょこ不満めいたものがあるので☆4つはちょっとおまけですね。

作中にバドミントンが登場するんですが時代考証的にはあってないそうで作者が「この話の中では
こういうことにしておいて!!」と言い訳していましたが私は注意書きが入っているなら別に
それはそれでいいかなと思いました。
公爵とお針子が結婚するというあり得ない創作なのだからちょっとくらい時代考証がずれてたって
別にたいしたことないかなーと。
Amaz○nのレビューとか見ているとそういうのに厳しい人もいるようですけどね。

次作は今回登場した機械好き女子と謎のイケメン(シリーズ名的には公爵なのかな?)らしいのでちょっと楽しみ。
翻訳されることを願います。

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あらすじ
お針子のエマは意を決しアシュベリー公爵の屋敷の乗り込んだ。
公爵の元婚約者が依頼してきたウェディングドレスの代金を貰うためだった。
公爵・アッシュは酷い火傷痕のある自分を見てもひるまず果敢に要求を告げたエマを見込んで便宜結婚を申し出た。
不機嫌で皮肉屋の公爵にからかわれていると感じたエマは断るものの強引に説得する公爵にに屈し結婚する。
せめてものなぐさめにと子猫を拾って連れていくが後に初夜の邪魔をされることに…。
しかし公爵はキスもなし愛は介在しないから妊娠したらエマは田舎の与えられた家で一人で過ごす子育てする
というものだった。
妊娠し困っている女性を匿いたいエマは承諾する。
ひきこもりのアッシュの心をなんとか開かせようと手をかえ品を変え奮闘するが公爵は変わらなかった。
アッシュは夜の町で一人暗躍していた。
それがきっかけでいろいろな騒動に発展していく。
エマは辛いことがあったもののご近所の女性たちと友情をはぐくんでいく。

エマは次第にアッシュから愛し愛されていると感じるようになり身ごもった時ずっと側に居たいと
切望するがアッシュから拒否されてしまう。
傷ついたエマはアッシュから反対されていた人助けをしようと一人ライオンの檻に乗り込むように
舞踏会に出ようとしていた。
拒否されることを恐れエマを傷つけたことを自覚していたアッシュは騒動をおこしたすえに
何より避けていた舞踏会に向かう。


ふじ・つぼ
Posted by ふじ・つぼ
投稿 2018年10月27日
最終更新 2018年10月27日